医療接遇で困ること

看護師にとって、医療接遇で困るのが子供への対応です。
小さな子供にとって病院は普段とは違う環境のため、大きな声で話したり走り回ったりすることがあります。看護師としては、他の患者もいるため、子供に注意する必要があります。
しかし、この時に急に怒鳴ったり、頭ごなしに叱るようなことは避けましょう。怒鳴ったり、叱ったりすることにより、保護者とトラブルになる可能性もあるためです。
まずは子供の保護者に話しかけて、静かにするように言うことが大切です。この時に命令口調になると反感を買う恐れがあるので、丁寧な言葉を選ぶようにしましょう。

しかし、何度注意しても改善されない場合は、周囲の看護師や医師に相談して、外に出てもらうなどの対応も必要です。医療接遇では相手に気遣う必要がありますが、非常識な行動に関しては強い態度に出ることも大切です。

高齢者の患者の場合、言葉遣いや態度などに敏感な人もいます。
丁寧な言葉を意識しても、高齢者からすると高圧的だったり、偉そうだと感じる場合もあります。高齢者に対する際は、必ず敬語を心掛けるようにして、相手を敬う態度を忘れないようにしましょう。
また、高齢者のなかには耳が遠い人もいます。話しかける際は、ゆっくりと大きな声を心がけましょう。

このように、看護師が医療接遇において注意するべきポイントは、年代に合わせた接し方を意識し、相手が不快にならないように気をつけることです。